岐阜市、名古屋市


2007.7.14-15


 久しぶりの愛知県。クマ兄さんはペンギン姉さんが里帰り出産の為に帰郷している時にセントレアに行った2005年9月以来2年ぶり。ペンギン姉さんは2005年4月の愛・地球博以来やはり2年ちょっとぶり。



7/14



岐阜市科学館
 最初に訪れたのは岐阜市科学館。台風4号がきていてとても風と雨の強い日だったので、当初予定していた明示村をキャンセルし岐阜市科学館へやってきました。でも着いたときはまだ開館前。なので、目の前の公園の駐車場で仮眠を取り、開館時間を待って入館しました。まず最初に入った部屋はギフチョウランド。アゲハチョウの仲間であるギフチョウは1883年に岐阜県の現下呂市で発見されたことからその名がついたそうです。
 ギフチョウランドの次は第2展示室。左はペンギン姉さんとネコ娘がサーモグラフィに写っているところ。物質は絶対零度(-273.15℃)以上の時には必ず赤外線を放射しており、この赤外線量の相対的な差(例えば顔のおでこと鼻の差)を可視化して表示したものです。だから絶対値はあまり信用ならないとか。右は赤外線通信で操作できるロボットを使ったサッカー。反応が悪すぎてサッカーにはなりませんでしたが。

 他にも静電発電機やパラボラアンテナの集音器で部屋の端と端で会話をするコーナー、自転車をこいで電気を貯めその電気でヒーターやライトがどれほど点くのかを体験するコーナーなど、体を使って楽しみながら学ぶ施設がたくさんありました。ネコ娘には10年ほど早かったですが、クマ兄さんとペンギン姉さんが楽しんじゃいました。
 左はトンボの眼鏡を体験中。ネコ娘もビックリして口あけて覗いてます。第4展示室は宇宙の神秘を体験するコーナー。ネコ娘が太陽系の中でポーズ中(右)。




キリンビアパーク名古屋
 次に訪れたのがキリンビアパーク名古屋。ビール工場を見学し、ビールを試飲し(ペンギン姉さんのみ)、お昼ご飯も食べちゃう計画でやってきました。
 最初にエントランスホールからエレベータで移動。その時頭上にあるのが仕込み釜(左)。1994年まで使われていた本物だそうです。その次に見たのが煮沸?釜。魔法のランプみたいな形していました。表面はピカピカ。
 この日はちょうど昭和の一般的な家庭を再現したコーナーがありました。テレビとちゃぶ台、そして夕飯には晩酌としてビール。昭和初期、第二次大戦中に配給制となったビールはそれまで飲んだことのなかった人たちにも配布されることになり、その結果大衆飲料になっていったそうです。右は仕込釜。やはりピカピカの釜。かなり清潔な工場です。
 ビールの原料になるものは水、麦芽(二条大麦)、ホップ。この三つだけを使ったものが本物?のビールと言われているそうです。しかし、日本で作られているビールは、日本人の口に合うように、米、コーン、スターチなどを加えたものがほとんど。右はキリンビールのマーク。マークの中心の麒麟にキリンと文字が隠されているのを知っていますか?
 最後に仕込室の壁を再現したコーナーを通り過ぎ、試飲コーナーへ。入場の際に試飲券1枚、おつまみ券1枚、試飲またはおつまみ券1枚をもらいます。ペンギン姉さんはビール二杯とおつまみ一つ。クマ兄さんとネコ娘はジュース一杯とおつまみ二個もらいました。でも、全部食べないで午後のおやつにしたけどね。
ブルワーズハウス(昼食)
 ビール工場に付属のレストラン「ブルワーズハウス」で昼食。このときは味噌カツを頂きました。ペンギン姉さんはさらにビールを一杯。ペンギン姉さんご機嫌の一日です。
 レストランの入口にはたくさんのキリンビールの瓶が飾ってありました。中身は入ってなかったけど。ビールの瓶を並べるだけで絵になるんだねぇ。右の写真は工場内にあるドラフトスクール。ここでドラフトマスターが育っていくんだね。最近は多くなりすぎて価値が下がっている気がするけど。
 名古屋の工場だけあってきちんとシャチホコもいました。




 午後はJR名古屋駅へ。といっても特に目的はないので地下街をウロウロしたり、タカシマヤに行
って東急ハンズなどを見て周ったりしてました。台風で風雨が強いので外は歩けなかった。




 しばらく都会を満喫?し、今日の宿がある県営名古屋空港方面へ。この日の宿は県営名古屋空
港のすぐそば「ホテル エアーライン」です。ちょっと古い建物なのもあってかあまりピカピカな部屋
ではありませんでしたが、漫画が大量に置いてあって部屋に持っていくのがOKだったので、夜時間
を持て余すことはありませんでした。




みのや
 夕飯はホテルから車で数分のところにあるきしめん屋「みのや」。どこにでもあるそば屋さんって感じのきしめん屋です。クマ兄さんはかつとじ定食でペンギン姉さんが天ぷら定食。どちらにもきしめんが付いていました。このお店のきしめんはカツオだしが強めの汁でした。きしめんには濃い味があうのかな?値段の割には量、質とも良かったです。



7/15



朝食
 ホテル エアーラインの朝食。バスケットを一人一つくれます。パン二個とジャム、ゆで卵。他にコーヒーがセルフサービス。ちょっと少なめですが、まあこんなもんでしょう。ネコ娘にもバスケット一つくれました。こういうのはうれしいよね。




 この日はどうも調子が悪いクマ兄さん。朝から腹痛です。一日名古屋港で遊ぶつもり。念のため、途中でイオン熱田ショッピングセンターに寄って薬を購入しました。このときはただの下痢くらいにしか考えていませんでした・・・。




名古屋港水族館
 二度目に来館の名古屋港水族館。一度目は7年前くらいかな。当時は北館は無く、南館だけでした。その時の印象は皇帝ペンギンとカメくらいでしたが。
 入館するとまずは新しい方の北館から。いきなりシャチプールです。シャチプールはプールの上の観客席からと、水面下の大きな窓から見ることができます。この日は天気は良かったのですが風が強かったので、水面下でしばらくイルカとシャチの泳ぎを見ていました。
 シャチのショーが始まると急にシャチの動きがアクロバティックに。巨体がジャンプしたりするので下から見てると大迫力。とっても大きな水槽ですが、イルカやシャチにはやっぱり狭そう。
 シャチの像の前で記念撮影。水族館のスタッフが撮ってくれました。一緒に写真屋さんも写真を撮って、気に入ったら買って〜と言われましたが、この写真があれば十分。北館はシャチやイルカの生態なども解説していて、さすが新しい水族館って感じでした。
 左はオーストラリア熱帯域の川辺を再現したテラリウム水槽。シーラカンスみたいな(違うけど)魚やキラキラ綺麗な魚がたくさん泳いでいて綺麗でした。このあたりでネコ娘が就寝。さらにクマ兄さんの体調が悪化。寒気と下痢でフラフラ。たぶん熱も上がっていた模様。力が入らず歩けなかったので10分ほど魚を見ながら休憩しました。
 その後、寝ているネコ娘を抱っこしながら歩いているとウミガメの水槽へ。ガラス越しにウミガメと見つめ合っちゃいました(右)。
 名古屋港水族館は日本で唯一、水族館に併設されたウミガメの研究施設を持っています。そのせいか、ウミガメの展示が多い。左の写真はウミガメじゃないけどね。
 名古屋港水族館の目玉?ペンギンです。ここでは皇帝ペンギン、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギンが飼育されています。これらのペンギンは南極などとても寒い地域に生息しているペンギンです。なので、名古屋港水族館では冷凍庫?のような寒い部屋でペンギンを飼育しています。
 左写真は皇帝ペンギンですが、大きさ、色、形がペンギン!って風格を醸し出しています。ペンギン姉さんの一番のお気に入りのペンギンでもあります。
昼食
 この日の昼食は水族館内のレストランで。ペンギン姉さんがネコ娘にも分けてあげるためにロコモコ丼を注文。クマ兄さんは腹痛のため、アクエリアスのみ。下痢の時は水分だけは欠かさずに・・・。




ふじ(遠景)
 ひととおり水族館を見学して、次は南極観測船ふじへ。この日のチケットは割引特典付きの四施設共通券。名古屋港水族館、名古屋港海洋博物館、南極観測船ふじ、展望室の入場券がついて2400円というものでした。南極観測船ふじへ歩いて移動しているとき、歩道の脇にはペンギンの像があり、ネコ娘は買ってもらったペンギンの人形を抱えながら記念撮影。




南極観測船ふじ
 名古屋港に係留されている前南極観測船ふじ。基準排水量5250トン、全長100m、最大幅22mの大きな船。昭和40年から58年まで活躍していました。ふじに乗り込むと乗船証明書がもらえます。
 乗船して最初に入るのが食堂。南極に向かうには南緯60度のところにある暴風圏を必ず通らなければなりません。そのため、机は固定され、食器類は濡れたタオルを敷いて食事をとっていたそうです。

 左はリストロサウルスという2億2500万年前〜1億9000万年前くらいまで現在の南極大陸・南アフリカ・インド半島で生息していた哺乳類型爬虫類です。現在は分かれている大陸から化石が発見されていることから、大昔は一つの大陸(ゴンドワナ大陸)であったことを示す証拠にもなっているそうです。
 左写真は士官室。二人で一部屋の相部屋です。右は医務室。乗務員230人の健康を守るため専門医が常駐。手術ができる設備もあったそうです。
 左は床屋さん。といっても乗組員の中で手先の器用な人が特別訓練を受けてやっていた仮の床屋さんなんだそうです。予約制で髭剃りと洗髪はなし。料金無料だったそうです。右は観測隊員室。二人部屋と四人部屋があったそうです。ゲームなんかもできたんですね。
 こっちは一般乗組員の部屋。105人分のベッドがあります。これってかなりヤバイ部屋じゃない?三段ベッドでした。
 01甲板では南極観測の様子を再現したジオラマ展示がありました。犬そりがあったり、ペンギンの横で作業をしたり・・・。
 ふじの甲板に展示されていたのは物資輸送用のシコルスキーS-61Aこのヘリコプターを二機積載し、昭和基地までの物資輸送に活躍したそうです。この他に、ベル47G-2Aを氷の偵察・観測用として一機積載し、3機体制だったそうです。。




名古屋港ポートビル
 次は名古屋港ポートビルへ。ふじのすぐ横には中型雪上車SM50S。-50℃まで使用できるそうです。-50℃って・・・。人間は生きていけるのか?
 名古屋港ポートビルは地上63mでマストの形をしたタワー。ここから水族館やイタリア村などが良く見えます。
 名古屋港周辺を一望。風は強かったのですが、天気が良くなったので気持ちよかった。この頃にはクマ兄さんの体調も回復。風邪だったのかなぁ?




名古屋海洋博物館
 名古屋港ポートビル内にあるもう一つの施設、名古屋海洋博物館。名古屋周辺の産業と名古屋港の関係を紹介する博物館。
 名古屋港といったら輸出品は自動車。左の船(模型)は神明丸。ヨーロッパ向け自動車運搬船でなかは13層構造になっています。一度に6800台の車を運び、一年間に約7往復したそうです。右は輸出でクマ兄さんが何度かお世話になったK-LINE(川崎汽船)のコンテナ。




 このあとJETTYにチラッと寄って帰路につきました。帰りは高速に乗るまで渋滞。高速に乗るまで
一時間くらいかかったかな。名古屋港は以前(7年位前)とかなり変わっていて、観光地化が進ん
でいました。新しい施設もたくさんあって、遊ぶのに一日じゃ足りないくらい。また遊びに来たいね。

 それから、今回いけなかった明治村にもそのうち行かなきゃ。



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