鳥羽市、浜松市


2008.2.9-10


 今回の三連休、どこへ行こうか悩んでいましたが、どこかに遊びに行く、ということだけは事前に決定。さて、どこに行こう?東京へでも行こうか?と考えていましたが、ネコ娘をつれて行くなら水族館か動物園は必須。で、久しぶりに鳥羽水族館に行くことにしました。それから、先日のテレビで陸上自衛隊広報センターの番組を見て、海上自衛隊や航空自衛隊にもあるかな?と調べたら航空自衛隊浜松広報館というのが浜松にあることを知りました。鳥羽から浜松ならフェリーで行けばすぐジャン!ということで鳥羽、浜松ツアーとなりました。



2/9



伊勢神宮
 伊勢神宮の門前町としておかげ横丁というのが平成5年にできました。お土産屋さんや食事処がたくさん集まっています。試食もあったりしてブラブラするのも楽しいところです。
 ところで、表示偽装でしばらくの間休業していた赤福。2月6日から営業を再開したようで、赤福のお店の前には長蛇の列。一人で10箱、20箱と買っています。さすがにこの列に並ぶ気にはなれず、今回の旅行で赤福を買うことは諦めたのでした。
内宮
 伊勢神宮といったらやっぱり内宮。この内宮には天照大神が祭られています。古事記や日本書紀にも出てくる由緒正しき神様です。日本全国に天照大神を祭る神明神社の総本社がこの内宮。
 そして本殿にお参りに行くとすぐ横に広い空き地?があるのが見られます。ここは式年遷宮とよばれる20年に一度、本殿がそっくりそのまま建て直される場所なのです。なんで20年に一度、そっくりそのまま作り直されるのかというと、建物の耐用年数のほかに、清浄さを保つため、宮大工の技術を伝承するためなどの理由があるそうです。
 伊勢神宮のお参りを終え、再びおかげ横丁へ。というか、このおかげ横丁を通らないと駐車場に戻れない。歩いているうちに、まる天というすり身揚げのお店に立ち寄りました。たこ棒というのがお勧めというので一本購入。お店の脇のベンチでまずはネコ娘が試食。すると美味しかったのか、クマ兄さんとペンギン姉さんにはひとかけらしか分けてくれず、ほとんど一人で食べてしまいました。美味しかったんだねぇ。
 この日は10数年ぶりの大雪に見舞われた伊勢。さすがにおかげ横丁を見て周る気も失せていたのですが、ペンギン姉さんが少し歩きたいというので、ちょっとだけ歩いてみることに。すると、ふぐ鍋を無料で配布中。さっそく三人分をもらって頂きました。ちっちゃいふぐの身と大根が少し入っていただけでしたが、この寒い日に温かいふぐ鍋をもらって体が温まりました。美味しかったし・・・。ネコ娘も半分くらい食べれたね。




東寿司
 おかげ横丁で伊勢うどんを食べようと思っていたのですが、この寒い日、考えることはみんな同じです。伊勢うどんのお店に入ると何分かかるか分りません、とのこと。伊勢うどんって大量に押し寄せるお蔭参りの参拝客に、すぐに出せるように太麺で年中ゆでつづけて、注文の分を釜揚げしてるっていうものじゃなかったっけ。これじゃ、伊勢うどんの意味ないジャン!と憤慨しながら伊勢うどんを諦めました。でも、せっかくだから食べたいなぁ、と思いながら車に戻ると、インターチェンジの近くに伊勢うどんののぼりがあったのを思い出しました。そこへ行ってみるか、ということでたどり着いたのが東寿司。店内に入ると・・・客が居ねえ。オヤジはカウンターでテレビ見てるし・・・。回ってないお寿司屋さんで食べて大丈夫か?と心配しつつメニューを見ると伊勢うどんは400円でした。ホッとして、伊勢うどんを二つ注文。えっ?それだけ?というおばちゃんの顔をみて、そういえば伊勢うどんってボリューム少なかったな、と以前食べた伊勢うどんを思い出しました。そこで、巻き寿司も追加。こちらは900円。しばらくして、カウンターの奥を見るとオヤジさんが二人、うどんとお寿司を分担して作ってくれてました。
 伊勢うどんは食べてみると、かつおのだしが効いてて美味い!真っ黒なたれも甘くて、後味まろやか、太くて柔らかい麺は小学校の給食のソフト麺みたいで美味しかった。お寿司もさすが!回っていないお寿司屋さんの巻き寿司だけあって美味しかった。おばちゃんもネコ娘に気を使ってくれて、なかなか良いお店でした。




鳥羽水族館
 今回のメインスポット鳥羽水族館。ところが、水族館到着時、ネコ娘はお昼寝中。ベビーカーに乗せても起きません。しょうがないので、ネコ娘を寝かせたまま水族館を見学。
 イソギンチャクにはニモ(カクレクマノミ)が。これは是非見てもらわねば・・・とネコ娘を無理やり起こしたような・・・。右はニシキエビ。イセエビの仲間です。食べるとイセエビより大味だとか。でも、食べてみたい・・・。
 左はオーストラリアの青い奴「ブルーマロン」。食用のために養殖されているそうですが青いエビってどうよ?右はガー。北米〜中米に生息する淡水魚。観賞用としても人気がありますね。世界中から化石も発見されており、その形態が今のものと変わらないことから数千万年の間姿かたちを変えずに生き延びてきたのだそうです。
 左はカブトガニ。超元気でした。水槽の中を歩き回って、ひっくり返って、また起き上がって歩き回って・・・ずっと見入ってしまいました。カブトガニは2億年もの間姿を変えずにいるんだとか。カブトガニはオスがメスの甲羅に掴まって繋がっているのが良く見られますが、じつは間違ってオスの甲羅に掴まったりカメの甲羅に掴まったりすることもあるそうです。
 右はクロソイ。磯釣りで釣れる高級魚ですがこんなに固まっているとグロい。
 鳥羽水族館の中では大きめの水槽に飼育されているのがマナティー。マナティーってジュゴンの仲間だったんです。マナティーの尻尾はしゃもじのようなへらの形で、ジュゴンは二股に分かれているとか。の〜んびり草を食べているマナティを見ていると癒される?
 左上もマナティ。鳥羽水族館で一番人気なんじゃないかな。
 マナティを見た後は売店の横のベンチで巨大なラッコ人形と記念撮影。ネコ娘が抱きついておりましたが、結構汚かったような・・・。
 案内所にはジュゴンの案内員がご案内。かわいいので写真を撮っときました。
 ウーディーシードラゴン。オーストラリア沿岸に生息していてヨウジウオの仲間だそうです。海藻などに擬態して生活しているそうですが、見た目はかわいいですね。
 アクアプロムナードと言う名の半屋外で飼育されているセイウチ。もともとは北極海の厳しく寒い地域に生息しているそうです。しっかり芸を仕込まれていて、腹筋運動をしたり、挨拶したり、歯磨きしたり・・・とたくさんの芸を見せてくれます。でも、これショーの時間ではありません。餌の時間に芸を仕込んでいるようです。
 左上はセイウチのアップ。近くで見るとオジサン見たいな顔で結構かわいい?ひげがかなり剛毛です。
 鳥羽水族館のペンギンはフンボルトペンギンでした。フンボルトペンギンは暑さに強いため日本で一番飼育されているペンギンですが、あまりにも繁殖しすぎたため、現在では繁殖の調整を行っているそうです。そしてチリなどの水族館からは繁殖技術を学びに日本へ飼育員を研修させに来ているとか・・・。不思議な話です。ちなみにペンギン姉さん、「やっぱりフンボルトか・・・」と残念そうでした。ペンギン姉さんは皇帝ペンギンか王様ペンギンがお好き。
 左はメガマウスの剥製。大きな口をしていることからメガマウスと呼ばれていますが、プランクトンなどを食べているそうです。世界でも捕獲例は40しかなく、生態はほとんど分っていないそうです。




伊勢湾フェリー
 この日は10数年ぶりの大雪に見舞われた三重県。鳥羽から名古屋経由で浜松まで高速道路を使う手もありますが、大雪による通行止めなども予想されます。そして、わざわざ遠回りしてまで行くのもしんどい。やはり、当初の予定通りフェリーで伊良湖岬までわたることにしました。乗ったのは伊勢丸(たぶん)。新造船のため座敷席とテーブル席と普通の席があります。クマ兄さんとネコ娘はテーブル席でおままごと。ペンギン姉さんは普通の席で寝てました。船酔い防止のため。この日は発達した低気圧のために結構船が揺れました。定刻で55分のはずが80分ほどかかったしね。揺れは歩き回っていると危ないほど。やはりペンギン姉さんは寝てて正解だったようです。




 この後、伊良湖岬から浜松まで移動。途中、あまりにもお腹が空いてネコ娘は号泣。浜松では御飯
を食べるところが見つけられずに徘徊してしまい、最終的には回転寿司(100円)へ。もうちょっと浜松
らしいものを食べたかったなぁ。その後、いつものように東横インへ。この日は浜松駅北口でした。



2/10



航空自衛隊浜松広報館
 本日、最初の立ち寄り地は航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」。建物の外にはいろりろな兵器が展示してありました。右上はMIM-14ナイキJ。高高度・中高度防空用に配備された地対空ミサイル。今後はパトリオットにその任を渡していくものでしょう。
 左はH-21B救難ヘリコプター。V字に曲がっているのが特徴です。右は館内のF-2支援戦闘機のモックアップ。白い機体でかっこいい。
 展示格納庫には歴代の救難ヘリコプターや救難捜索機が展示されていました。左の写真の黄色い奴ね。右はF-1支援戦闘機。三菱重工が開発した戦後初の国産戦闘機です。海上・陸上兵力を支援するための戦闘機ということで支援戦闘機となっていますが、対空戦闘能力(いわゆる戦闘機)も有しています。
 左写真はブルーインパルス塗装のT-2練習機。F-1支援戦闘機に転用できるように開発されているので、見た目はそっくりです。右はF-86セイバー。朝鮮戦争で大活躍した戦闘機。航空自衛隊では約550機が導入されています。そういえばネコ娘がペンギン姉さんのお腹の中にいたときブルーインパルスの航空ショーを見に行ったんだよね。そのせいでネコ娘も飛行機好き?!
 こちらはT-33Aジェット練習機。航空自衛隊では278機が導入され2000年6月まで運用されていました。右の写真はB747-400特別輸送機(政府専用機)で使われていた椅子。内閣総理大臣が使用していた椅子もあるとなっており、一個だけ色の異なる椅子(総理用?)にネコ娘を無理やり座らせてパチリ。ネコ娘もがんばってベルトをパチリ!総理!離着陸の際はキリンのリュックを下ろしてください。
 左はラインメタル対空20mm2連砲。1970年代に数台導入し、運用試験を行ったが正式採用には至らなかった模様。右は対空機関砲VADS。ラインメタルもVADSも基地防空の最後の砦。軍艦最後の砦CIWSみたいなもんです。VADSは毎分3000発の高速発射が可能な20mmバルカン砲で、コンピューターと測距システムの組み合わせにより、敵機の将来位置を予測して射撃することで命中率を向上させているそうです。さすが、軍事兵器、最新技術が盛り込まれていますね。
 左上は超有名な携行式地対空ミサイルスティンガー。実用化されているミサイルの中では最も命中率が高い、ということでギネスブックにも載っているそうです。
 右は浜松基地の滑走路。この日は日曜日ということもあり航空機の離発着は見ることができませんでした。この浜松基地には有名どころとして警戒航空隊(E767AWACS)と救難隊があります。AWACSは最新鋭のE767。2550m滑走路に恥じない航空機が運用されています。




 エアーパークは最近の広報活動の成果もあり、とても多くの人が見学に来ていました。観光バスが10台以上、自家用車も30台以上来ていたと思います。
 そんな、エアーパークを見学後、イチゴ狩りに行きたいというペンギン姉さんの為にイチゴ狩り農園へ移動。ところが本日終了の文字。しょうがないなぁ、と他のイチゴ狩り農園に電話をかけるとそちらも本日終了。おかしいぞ!?ということで、ペンギン姉さんが確かめに行くと、今年の冬はとても寒く気温が上がらないためビニルハウス内の苺が育っていないんだとのこと。仕方がないのでイチゴ狩りは諦めました。




浜松フラワーパーク
 イチゴ狩り中止という予定外の結果となり、午後の時間を持て余してしまったクマ兄さん一行。イチゴ狩り農園のすぐ近くにはままつフラワーパークがあったので、ここで遊ぶことにしました。菜の花がすでに満開!
 梅は三分咲きくらい(左)。これからが見頃って感じでした。右は噴水池。30分おきに噴水ショーが行われています。
 クリスタルパレスという温室がフラワーパークの中心部にあります。結構広いので中では上着を脱いでお散歩。中にはブルーシールアイスの売店もあったりして、寒い冬でもゆっくり花が見られます。
 左の写真はヒカリゴケ。絶滅危惧種に指定されている貴重なコケです。ヒカリゴケは比較的寒い地方の暗くて湿度の高い場所を好むそうですが、環境の変化に敏感なので大気汚染などですぐに枯れてしまうそうです。このヒカリゴケは自分で発光しているのではなく、暗闇の中に入ってくるわずかな光を反射することで光って見えるようになるそうです。
 右はサボテン。サボテン好きのクマ兄さんはついつい写真撮ってしまいます。自宅で育てたこともありましたが・・・破裂しました。




浜松市動物園
 はままつフラワーパークとセット料金ではいるとかなりお得な浜松市動物園。山の中腹に作った動物園といった感じで、名古屋の東山動物園に雰囲気が似ているかな。動物の数は半分くらいだけど。
 上はジェフロイクモザル。のんびりしていてあまり動いてくれませんでした。左はフンボルトペンギン。昨日の鳥羽水族館といい、ここ浜松市動物園といいペンギンといったらフンボルト。またぁ、という感じですが地球上にいるフンボルトペンギンのうち、1/10は日本の動物園や水族館にいるっていうんだからしょうがないか。
 こちらはキリン。お菓子を食べながらのんびりキリンを眺めてました。なかなか動きの少ないキリンでした。
 左上はミーアキャット。四匹が寄り添って同じ方向を眺めていたのでかわいかった。もともとは南アフリカあたりに生息している動物らしいですね。
 右上はちょーかわいいレッサーパンダ。ヒマラヤ近辺に生息しています。このレッサーパンダも野生では5000頭を切っているといわれ、日本の動物園ではすべて合わせると230頭近くになるそうです。日本の動物園恐るべし。
 そして、動物園といったら象。ここではアジアゾウが二頭いました。




 動物園見学後帰路につきました。浜松を出発できたのは16時ごろ。帰宅は22時半頃だったかな。今
回は東海北陸道を往復利用しましたが、白川郷と荘川の間がいまだ繋がっていません。ここは下道を
走ることになりますが、下道もかなりひどい道。道路はツルツルで、道幅の狭いところも多数。早く東海
北陸道が全線繋がってほしいものです。



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