白紙

平湯温泉


2010.1.9-10


 正月休みは「日向と豊後」の大旅行だったため、ちょっとゆっくりしたいなぁ、温泉でも行きたいなぁ、という気分になってきました。まだ帰ってきたばっかりだけど・・・。

 そんなとき、楽天トラベルを見ていたらとてもお得なプランが平湯温泉にあるじゃないですか。行く?行く!というクマ兄さんとペンギン姉さんの阿吽の呼吸で平湯温泉に行くことにしました。



平湯温泉へドライブ
 昼前に自宅を出発し、富山市内から国道41号線を南下して岐阜県へ。上の写真は岐阜県に向かう途中の国道41号線。岐阜県が近づくほど道路の脇の雪が多くなってきます。
 国道41号線を走っていると右側に特急「ワイドビューひだ」が現れました。うちの車を追い抜いていきます。でも、あまり速くないね。富山から高山の間は最高速度85km/h、このあたりは60km/hくらいしか出ていないようです。
 このワイドビューひだは2004年10月の台風により高山線が不通となり、3年間も運休していたのです。2007年9月に復活したんだね。そのうち乗ってみたいなぁ。
 神岡町の船津北交差点から国道471号線に移り、平湯温泉、安房峠方面に向かいます。国道471号線沿いの山々は白い雪と黒い山肌の景色がきれいでした。天気もいいのでドライブは最高。
 途中、山から猿が出てきたりとなかなか面白い道でした。昼間に走れば面白い道なんだね。



平湯プリンスホテル
 15:30、今日のお宿である平湯プリンスホテルに到着。チェックインして少ししてから平湯大滝でも見に行こうかな?と思っていたのですが、あまりに寒いのと滝まで遠いとの事だったのでやめてしまいました。
 部屋は9畳くらいで結構広め。外は完全な雪国です。道路もカリッカリに凍結していたので危ない、危ない。部屋でちょっと休憩したらお風呂に行ってみました。



温泉
 まずは内湯へ。家族風呂もあり早い者勝ちで貸し切りに出来ました。ちょっと小さいお風呂だったけど三人なら十分の広さ。ただし、お湯が暑すぎて水を入れて冷ます間、裸で極寒の洗い場で待機するのが辛かったです。その分、湯船につかれた時は最高だったけど。お湯は茶色の湯の花が浮いていて、温泉好きにはたまらない感じ。でも、温泉好きでなかったら嫌かも、っていうくらい茶色の湯の花が浮いてました。
 ご飯の前にもう一度お風呂へ。今度はクマ兄さんとネコ娘の二人で露天風呂に行ってみました。露天風呂は三つあってどれでも早い者勝ちで貸し切りに出来ます。偶然にも安房の湯が空いてたので貸し切ってみました。
 とっても大きい湯船で50人くらい入れそうなくらいデカイ。もっと入れるかも。こんな大きなお風呂を貸し切りなんて贅沢〜。ネコ娘は雪を丸めてクマ兄さんに雪合戦を挑んできました。露天風呂で雪合戦なんて・・・。
 風呂は左写真のような階段を上ったところにあります。写真は帰りだけど。ここが吹きさらしになっていて寒いんだ。もし、この階段を上って行って空いているお風呂が無かったら辛いだろうなぁ。ホテルの建物の方にはクマの剥製とかが飾ってありました。



夕飯
 18時になり夕食会場へ。お座敷に二人分の料理が並んでいましが、かなりのボリュームです。これは美味しそう。
 まずは土鍋で暖められた湯豆腐。土鍋の中で固められたようです。ということは自家製か?苦汁の味がするから自家製でしょう。真ん中は飛騨牛の陶板焼き。これが絶品でした。柔らかいし美味しいし・・・。あと、ニジマスの刺身も。
 川魚(イワナかな?)の甘露煮やナスと鶏のから揚げのあんかけも美味しかった。あんかけは子供向けだけど。お蕎麦も付いて満腹です。



 夕飯はかなり食べすぎ、部屋に戻ってもお夜食は食べられず。九州旅行の疲れもあってすぐに寝てしまいました。幸せなひととき・・・。



朝食
 二日目の朝7時半、あっという間に朝食の時間です。昨日の夜、あれだけ食べたのにちゃんとお腹がすきました。
 山菜の盛り合わせに温泉卵、サラダ、佃煮など。
 でも、最高だったのがホウ葉味噌焼き。甘い味噌をホウ葉の上で焼いて、ご飯の上に乗せると旨い!

 大好きです!



 ご飯を食べ、チェックアウトして最初に行ったのが平湯バスターミナル。お土産屋さんが充実していて、お土産を買うのにちょうどいいです。うちはお土産を買わないので、試食を堪能してきました。



北アルプス自然文化センター
 次にで行ったの平湯バスセンターの目の前にある「北アルプス自然文化センター」。入館無料というの良い。そして、外は極寒なのに中はそこそこ暖房がついていて助かります。

 入ってみると、入館料無料の割に充実した展示にちょっとびっくり。北アルプスの生い立ちを開設するジオラマがあったり、北アルプスの自然についてのクイズがあったり。クイズはダントツでペンギン姉さんが一位でした。参加者は三人だけでしたが。
 ツキノワグマやニホンカモシカの剥製があったり、堂ノ上遺跡の縄文住居を再現していたり。



 北アルプスや平湯近辺の自然を理解する入門編としてはかなりためになるビジターセンターでした。

 ネコ娘もあちこちの展示のボタンを押しまくり。それはそれで楽しかったようです。



奥飛騨クマ牧場
 10時20分、奥飛騨クマ牧場に到着。今回の旅行のメインはここです。クマ牧場っていったら登別のクマ牧場が有名だけど、奥飛騨にもクマ牧場があるんです。あまり期待はしてないけど、クマ兄さんとしては一度は訪れておかないと・・・という長年の希望が叶いました。
 10時30分からクマのショーがあるので、急いで会場へ。このクマ牧場、山の中腹にあるのですが、ショーの会場が一番上にあるため会場に行くのが大変。山登りになっちゃいました。途中のクマさんたちは軽く写真を撮っておいてスルー。
 ギリギリセーフでクマのショーに間に合いました。冬期間は一日二回しかショーを開催しないので、この回を見過ごすと次は午後になってしまいます。
 クマのショーは・・・ツキノワグマにベビーカートを押させたり、輪投げをしたり、ブランコに乗ったり。

 昔の登別クマ牧場でやっていたようなショーでした。昭和に戻ったようなショーでした。一生懸命やっている飼育員さんに拍手。
 ステージと観客席の間には堀があり、観客席の方にクマが来ることはないように作られています。



 去年、登別のクマ牧場に行ったときには、動物愛護法の関係で人とクマが絡むショーはなくなっていました。代わりにクマだけがステージに出てきて、クマの生態を生かしたショーが行われていました。
 飛騨では昔ながらのショーのようです。動物愛護ってどこにいった?
 さて、クマのショーを見た後は、ゆっくりと山を降りながらクマたちを鑑賞。ここのクマたちも餌がほしいので、いろんな芸を見せてくれます。
 ニホンツキノワグマが多く飼育されていました。ちょっとだけヒグマも。みな変なポーズでおやつをおねだりしてきます。
 威勢がいいクマ、芸を見せるクマ。芸を見せるとお菓子がもらえるってクマさんたちは理解したかな?
 森の物産館(入場ゲート兼お土産屋)に戻ると各種民芸品が販売されていました。そして、ホッキョクグマの剥製なども展示。ポーズをとったネコ娘と一緒にパチリ。



 これにて奥飛騨クマ牧場は終了。

 この後、新穂高ロープウェイに行ってみました。ここは、冬の北アルプス登山の玄関口にもなっています。ロープウェイで山頂展望台まで行くと絶景が見られる、ということで乗ってみたかったのですがあいにくの天気。ロープウェイ乗り場の段階で霧がでていて視界はかなり悪そうです。そして、ロープウェイに乗るには往復2800円/人の料金がかかります。これじゃあ、無理だな・・・っつうことで、ロープウェイは諦めました。後でまた来よう。



道の駅 スカイドーム神岡
 帰りに神岡の市街地にある「道の駅 スカイドーム神岡」によってみました。昨日も立ち寄ったのですが写真を撮ってなかったので再訪。

 売店の奥にあるニュートリノコーナーでは、スーパーカミオカンデに設置されている光電子倍増管が展示されていました。

 それから、モニターにはスーパーカミオカンデで観測しているニュートリノのデータをリアルタイムで見ることができるように、大きな液晶TVに表示されていました。



 と、こんな感じで今回のまったり旅行は終了。「日向と豊後」の旅で残った疲れを癒す温泉の旅でした。



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