白紙

那谷寺


2010.3.27


 さて、普通の土曜日。特にやることもなく、午前中は銀行でお金を振り込んだり、車にガソリンを入れにいったり、とまったりした週末を過ごしていました。でも、こんなにグータラ週末ではもったいない!と思ってどこでもいいから行こう!となりました。で、思いついたのが、前々から行ってみたかった石川県小松市の那谷寺。自宅から車で三時間ほどの距離です。昼前に出発!



那谷寺へ入山
 自宅を出発して三時間、那谷寺に到着。駐車場は無料でした。以前は有料だったようで集金ボックスがありました。以前は観光客でごった返していたのかな?
 1人600円を払って山門(左)をくぐります。
 山門をくぐって左側にある赤い建物が金堂華王殿という建物。中には写真撮影不可でしたが、十一面千手観音がいました。なぜかネコ娘が気に入ってました。近年に作られた千手観音みたいだったので別に写真撮れなくてもいいけど。
 この金堂華王殿の手前には宝物館が入った普門閣という建物がありました。お土産を売ってました。宝物館も入ってみましたが展示物はそんなに多くありません。ただ、平安時代くらいに作られたという掛け軸はちょっと見ごたえあった、かな?
 再び参道に戻る。参道の両脇は杉並木になっていました。この杉並木は寛永年間に加賀藩主前田利常公が植樹したものだって。歴史が長いおかげか、杉の木の根元や切り株にはコケがびっしりとついていました。
 さて、参道を進んでいくと那谷寺の一番の見どころ、奇岩遊仙境が現れます。これは、昔から観音様の住む浄土とされてきたそうです。太古に火山活動や水の浸食作用によって自然にできた岩山だとか。
 右は護美小僧。お地蔵様が掃除しています。誰かが掃除していたらゴミを捨てにくいっていうのを逆手に取ったのかな?
 本殿に行く途中に門があり、その脇から奇岩遊仙境に登れる階段がありました。ネコ娘が登りたいって言うので登ってみました。
 奇岩遊仙境に登ってみたら階段が急ってこと以外は大したことなかったな。祠があったのでお参りしてきました。岩山に空いた穴にお地蔵さんがいるのが気になったね。正月に行った羅漢寺を思い出しました。
 で、奇岩遊仙境から降りてきて本殿に。このあたりで団体客のおじさんたちと遭遇してしまい、ちょっとテンション↓。ま、気にせず見てみよう。
 この本殿は岩屋本堂大悲閣という名前で国の重要文化財になっています。寛永年間、前田利常が後水尾帝の命により再建したものだそうです。
 左上は寛永19年(1642年)建立の三重塔。この三重塔の脇を通って楓月橋を渡り、展望台に行くと奇岩遊仙境が一望できます。この楓月橋は前田利常が計画したが、現代になってやっと建てられたもの。欄干には木組の猿っていうのもありました。

 左は庚申塚。村々の辻道に祀られ村人を疫病から守る神として信仰されているものだそうです。那谷寺ではいつの頃からか「縁結びの神」として信仰しているとか。
 こちらは護摩堂。中には平安時代の不動明王が安置してあります。これも前田利常が再建を命じたとか。



 こんな感じで、一周約40分の散策終了。半日コースとしてはちょうど良かった。駐車場に戻り、お土産屋さんをちょっと覗いてみたけれど、あまりめぼしいものはなく何も買わずに撤収。

 この後、来た道(8号線)をそのまま戻ったのですが、夕方の渋滞につかまりワープするために北陸道へ。18時ごろ帰宅。秋の紅葉の時期にまた行きたいね。



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