10月の連休、去年は奈良・京都に行ったんだっけ。今年はどこに行こうかな?やっぱり京都方面かな、ってことで何気なく一日目は京都にしたんだけど、今まで行ったことのない場所に行ってみようと思って鞍馬方面に行ってみました。 |
今回の旅行はいつもどおり三時起き、三時半出発。途中眠気に襲われて一時間ほど仮眠を取ったけれど、大津SAには7時ごろに到着。朝食を食べ、京都東ICで名神道を降り、京都市内を北上します。相変わらず京都市内は車と信号が多くて走りにくいなー。 |
貴船神社 |
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最初に訪れたのが貴船神社。9時ごろ到着です。貴船神社の下辺りにある駐車場に車を停め、鳥居をくぐって境内まで登っていきます。馬の像があったので何かな?と思ったら、絵馬発祥の神社なんだそうで。
説明によると、古来より雨乞の社として名高い貴船神社には、歴代天皇より日照りには黒馬、長雨には白馬又は赤馬をその都度献げて御祈願されるていたとか。だけど、時には生馬に換えて「板立馬」を奉納したと平安時代の文献である「類聚符宣抄」に書かれているそうです。この「板立馬」が絵馬の原形と言われているそうです。 |
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まずは手水舎で手を清め、階段を登っていくと御神水がありました(右)。
ごの御神水は、写真(右)の石垣から湧き出ている水で、弱アルカリ性の水。三年以上汲み置きした水を検査しても、腐らず雑菌の繁殖もしないきれいな水だったそうです。自由に汲んで持って帰っても良いんだって。 でも、そんな案内は見当たらなかったので、飲んでこなかった。 そして本殿を参拝。2007年に改築されたばっかりとのことできれいな本殿でした。あまりにきれいだったので、ここが全国の貴船神社の総本社っていう威厳を感じなかったよ。境内もこじんまりしていたしね。 |
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本宮を参拝した後、中宮(結社)まで歩いて行ってみました。貴船川に沿って坂道を登っていくと、中に子供が入れそうなほど空洞ができている木が生えていたり(左)、温泉宿が並んでいたり(右)と結構楽しくお散歩できました。 |
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本宮から7分ほどで結社に到着。縁結びの神様だそうです。ネコ娘にはまだ早いかな?と思ったけど、遅くなるより早いほうがマシかな・・・ということで。
右は「天の磐船」。貴船の山奥から掘り出して、平成8年に奉納されたそうです。結社御祭神・磐長姫命の御料船だそうです。この磐船を結社に納めたことで、本宮の石庭、奥宮の船形石と三社に船がそろったとか。 左は帰るときに見つけた湧き水。石垣で水溜が作られていて、中にはメダカがいました。 |
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1時間ちょっと、貴船神社の周辺を散策したので、次は鞍馬周辺に行ってみます。 |
鞍馬 |
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あまり下調べをしないでやってきた鞍馬。鞍馬寺まで行くにはケーブルカーに乗ったり、山登りが必要なようで、ネコ娘を連れて行くにはちょっとしんどい。というわけで、鞍馬の町並みを車窓から見学して帰りました。
右は山寺。これだけでも写真に写して帰ろう、ってことで写真を撮っておきました。 左は鞍馬駅前の駐車場に飾ってあった天狗。小説「鞍馬天狗」で有名な天狗ですね。それから、この鞍馬は牛若丸が修行をした地でもあるそうです。 山歩きなどがあるので、今回は撤収したけど、10年後くらい、ネコ娘が元気に山を歩けるようになったらまた来よう。ペンギン姉さんが一緒に来てくれるか不安だけど。 |
上賀茂神社 |
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鞍馬がちょっと残念な結果だったので、嵐山に行く途中にある上賀茂神社に寄ってみました。駐車場に車を停め、本殿方面へ歩いていくと白い服をまとった神職たちが歩いてきました。たぶん結婚式。
右は細殿の前の立砂。立砂は神様が降りてくる場所だそうです。神様は天から地上に直接降りてくることができないので、山とか木とか岩とかに降りてくるんだって。 それからこの日は細殿前の広場でコンサートが行われるようで、椅子が並べられていました。 |
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細殿の横を通るとき、ネコ娘が手水舎を見つけました。でも、手を洗うのを手伝うのが面倒だったので、洗わなくていいよぅ、って言ったら神主さんに聞かれて、あそこで(手水舎)でお清めください、って言われてしまった。なので、きちんとお清めしました。 右は楼門。ここをくぐると高倉殿です。無料で参拝できるのはここまで。 |
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高倉殿から本殿に入るには入場券が必要。でも、このときは神事が行われていたので、お金を払っても入場できなかったのです。本殿は国宝にもなっているので、見てみたかったな。 |
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これは玉橋。木造反橋で重要文化財に指定されています。保護の為か通行禁止。 |
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玉橋のすぐ脇には屋根がついた片岡橋(左上)。こちらも重要文化財ですが、通行可です。それを渡ると、片岡社(右)。鈴の緒が五色になっているのが特徴で、紫式部もお参りしたほど由緒ただしき社です。 左は拝殿を参拝した人達。拝殿は内部が撮影できなかったので、見終わった人たちを撮影してみました。 |
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二ノ鳥居から細殿をみる(左上)と、コンサートの椅子がずらりと並んでいました。普通の折りたたみのパイプ椅子でコンサートってちょっとつらくない?
右上は神馬舎。神馬はいませんでした。 左は一ノ鳥居から二ノ鳥居を眺めた風景。白い砂が敷かれていて眩しいーっ! ちなみにこの上賀茂神社は賀茂別雷神社とも呼ばれているそうです。もちろん世界遺産! |
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初めての上賀茂神社も満喫したところで、京都の定番になりつつある嵐山に行くことにします。お昼ごはんとかどうしようかなぁ? |
嵐山 |
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嵐山に来るといつも阪急嵐山駅周辺の駐車場に車を停めます。京福電鉄嵐山線の嵐山駅周辺は道が狭く、駐車場もあんまりないし、あったとしても値段が高い。それに比べて阪急のほうはコインパーキングが主流でちょっと安いし、お土産屋さんに行くにも渡月橋を眺めてから渡って行く、というイベントがあるので気に入ってます。 |
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嵐山商店街に到着。小腹が空いてきたのでコロッケたべました。嵐山名物っていうのぼりと一個80円という値段にひかれて購入。食べてみたらサクサク&ホクホクで美味しかった。あるHPによるとかなり人気があって、行列ができることもあるそうですが、このときは待たずに買えました。ただ、お店の前でコロッケを食べていたらどんどん人が集まってきた。店の前で食べてたりすると美味しそうに見えるんだよね。 |
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さらにふらふら歩いて、京福電鉄の嵐山駅に到着。ここにもお土産屋さんが数軒入っています。ここでのお目当ては煎餅。ネコ娘は特上のりを巻いたお煎餅。 |
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ペンギン姉さんは濡れおかき。味付けは醤油。クマ兄さんは七味の濡れおかき。これ、結構美味しいんです。嵐山に来ると毎回食べてるな。
煎餅を食べた後、お土産屋さんを物色しながら試食をほおばる。試食を食べまくったのでお腹いっぱい。お昼ごはんは食べなくて済みそうなくらい試食しまくりました。あんまり食べたので、申し訳ないな、とおもって生八つ橋(イチゴ)と八つ橋(コーヒー)をお土産に買ってきました。コーヒー味の八つ橋って不思議じゃない?結構美味しかったのです。 嵐山でお昼ご飯(の代わり)を食べ、次は山崎へ。最近の旅行では定番になってきつつある工場見学です。 |
サントリー 山崎蒸溜所 |
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嵐山から車で一時間弱。あっというまにサントリー山崎蒸溜所に到着。14時に予約していたんだけど、13時20分に到着しちゃいました。ネコ娘が車内で昼寝しちゃったので入り口付近を軽くお散歩してみました。左は工場入り口付近。工場内に伸びる道路は実は一般道。なので、一般車がバンバン通行してます。 右は入り口付近に展示してある蒸溜釜。どこかハクション大魔王の魔法の壷に似ている様な・・・。 |
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13時55分、ネコ娘を起こしてウイスキー館に突入です。 |
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ウイスキー館の中に入るといろいろな展示物があります。昔のウイスキーの瓶とかラベルを展示してました。それを過ぎると同じ瓶にいろんなウイスキーが入ってます。じっくり見たいけど、ガイドツアー(工場見学)の時間になっちゃったよ。集合場所はどこだ!? |
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なんとか集合時間に間に合って、10数人のグループでガイドツアーに出発。最初は仕込釜(左)。麦芽、水、酵素を入れて発酵させ麦汁をつくります。ビールとほとんど同じ。この麦汁を酵母で発酵させてウォッシュというアルコールが7〜8%のお酒を造り、それを数回蒸留してウイスキーの元、ニューポットを作ります。この段階でアルコール度数は60〜70%。このニューポットを木製の樽につめて熟成させるとウイスキーになります。
右は蒸溜釜。それぞれ、形が違っていて風味が強く出たり、アルコールが強くなったりと特徴があって、職人さんの腕が問われるようです。 |
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左は展示用?に長期間貯蔵したウイスキー。左の樽のほうが中身が少なくなっているのは貯蔵期間が長い為。ウイスキーの茶色の色は樽(オーク)の色が染み出したものなんだそうです。ワインとかと違って、樽の中に貯蔵させすぎると木の渋みが強く出てしまって美味しくなくなるんだって。
それから、熟成させているウイスキーはそれぞれオークの樽に詰められているんだけど、同じ品質の樽なんて当然ないから、同じ蒸溜釜で蒸留したものでも樽が異なれば味も変わってくるんだそうです。販売するときはこれらのウイスキーをブレンドするんだけど、ブレンドする人の腕(舌)が品質の要だね。 |
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最後にお楽しみの試飲会。シングルモルトウイスキー山崎12年の試飲ができます。最初は水割り。山崎の自慢の湧き水も一緒にテイスティング。クマ兄さんとネコ娘はソフトドリンクをテイスティング・・・。ウイスキーは二杯目からお好みの飲み方をさせてくれます。もちろんペンギン姉さんはロックで!途中から白州も試飲できました。でも、ペンギン姉さんは山崎のほうがよかったって。 |
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試飲会も終わり、再びウイスキー館を見学。ウイスキーのビンが並んでいるところが気になったので見に行ってみました。
左上は蒸溜年の違う原酒の比較。左が1980年で右が1990年。オークの色が染み出ているのが古いほうってことだね。 右上はグレーン原酒の比較。左の透明なほうは熟成0年で右の茶色いほうが5年熟成。グレーンウイスキーって原料に大麦じゃなく、小麦とかライ麦とかトウモロコシを使ったやつらしいです。 左はウイスキー館の中央にある蒸溜釜で踊るネコ娘。 |
京都タワー |
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山崎蒸溜所を見学して、夕飯までまだ時間があったので京都タワーに上ってみました。初めてです。展望室から外を眺めたら虹がでていました。虹のほうを見ていたら、新幹線やサンダーバードが行き来していて鉄道ファンも楽しめそう。 |
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展望室は左のような感じ。札幌テレビ塔のように梁が出っ張ってたりしてなくて、ちょっとおしゃれな感じ。双眼鏡が無料でした。ネコ娘は双眼鏡に釘付け。双眼鏡を使わなくても、清水寺まで見えるのにね(右)。 京都タワーははじめて来たけど、京都市内が一望できて結構面白かった。展望室も二階建てで、上の階は観光客でいっぱいだったけど、下の階はガラガラ。マッタリ見たい人は下の階のほうがお勧めだね。 それからロウソクのような京都タワー。東京タワーや札幌テレビ塔などと違って鉄骨を使ってないそうです。厚さ12〜22mmの特殊鋼板を溶接でつなぎ合わせた円筒型の塔身をしています。日本で初めて大規模塔状構造物にモノコック構造を採用したもので、地震や台風などでも破損しないよう一般の建築物の設計安全率の2倍以上で設計されているそうです。なので、阪神大震災の時には震度5強の激しい地震を受けたにもかかわらず、損害はまったくなかったそうです。 |
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京都タワーのマスコット、たわわちゃん。いたるところで写真が取れます。 | ||
左はたわわちゃんと同じ顔をしているネコ娘。ちゃんと口を開いています。右はおたべ人形?八つ橋のPRのためにここにいるのかな? |
柿安 三尺三寸箸 |
夕飯はおばんざいが食べたい、そして値段を気にしないビュッフェスタイルがいい、と思って事前に調べた結果、京都駅の駅ビル伊勢丹に「柿安 三尺三寸箸」というお店があるのをチェックしてました。いってみたら早めの時間ということもあり(17時過ぎ)、待たずに入店。なかなか美味しい和食のビュッフェでよかったです。でも、おばんざいってこれでいいのかな? |
京都北白川天然ラジウム不動温泉 |
お腹がいっぱいになったところで、本日のお風呂は・・・調べてなかった。ツーリングマップルによると京都と滋賀の県境にある「北白川天然ラジウム不動温泉」が良いって書いてある。他に心当たりもないし行ってみるか・・・ということで行ってみました。すっごい山奥です。お風呂は、ラジウム温泉だからあまりよくわかりません。でも、温泉っぽいお湯でラジウム温泉の中では秀逸なお湯ではないでしょうか。でも、値段が高い!一人1450円も取るし、三歳のネコ娘も半額取られるし(実は四歳だけど)・・・。お湯はいいんだけど、施設と値段のギャップが大きい。シャワー出ないんだもん。
というわけで、お湯は良かったけど施設がかなり良くなかったので、もう行くことはないでしょう。残念! この後、明日の目的地彦根に行く為に名神道に乗り、多賀SAで車中泊となったのでした。おやすみなさい(21:00)。 |