今日は夕方からネコ娘の保育園の夏祭り。ペンギン姉さんはその準備で保育園に行っています。昼間は何して過ごそうっかなぁ、と思っていたら高岡市の伏木万葉ふ頭に護衛艦が来るらしいじゃないですか。行ってみっか! |
高機動車 |
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伏木万葉ふ頭に到着。目の前に高機動車を発見。10人乗りの人員輸送車両です。トヨタが開発して、日野自動車が生産しているそうです。 |
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最高速度105km/h、150ps。意外と出るね。車内も見学できました。ほとんど何にも付いていません。クーラーも付いてないね。暑そう・・・。 |
しまかぜ |
おぉ、今日はDDG-172しまかぜが来ているらしい。第三世代のミサイル護衛艦だな。 |
はやぶさ |
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ミサイル艇も来てますね。PG-824はやぶさです。はやぶさ型ミサイル艇の一番艦です。これはかなり新しい船なのでちょっと楽しみ。 |
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乗船して見学させてもらえるようなので乗ってみました。右は62口径72mm単装砲。カクカクした砲塔はステルス化された証。毎分100発の射撃が可能です。射程も16,300mで対空目標も射撃可能なんだって。日本でライセンス生産されていて、日本製鋼所が製造しているそうです。 |
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62口径72mm単装砲の砲塔の横にはカメラがありました。これで目標に照準を合わせているって説明していました。右はチャフロケットランチャー。ここからアルミ箔を発射してレーダー誘導ミサイルの目を潰します。 |
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左には12.7mm重機関銃M2が設置できます。右は船内火災消火用の耐火スーツ。酸素ボンベではなく酸素呼吸器というものが付いています。呼吸時間が長いのが特徴。でも重いんだって。 |
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船の最後尾に主力武器の対艦ミサイルが搭載されていました。これは90式艦対艦誘導弾。射程は100kmを超えます。当然100km先の敵艦をレーダーで捕捉することはできない(水平線の下だもん)ので、P-3Cなどと連携して敵艦の補足、発射後のミサイルの誘導を行います。
でも、このミサイル艇の隠された力が右写真に写っているウォータージェットポンプ。これにより超高速44ノットを発揮します。というのは、1999年の能登半島沖不審船事件で、船外機などで高速化した不審船に追いつける護衛艦がなかったために対処が後手後手になってしまったことの反省で製造されることになった船だからです。 でも、説明員の人は高速さを利用して、90式艦対艦誘導弾の射程ギリギリのところまで敵艦に近づいてミサイルを発射し、すぐに逃げかえって反撃されてないようにするって説明していました。 |
しまかぜ乗船 |
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次はしまかぜに乗船。この船は2005年3月からテロ対策特別措置法に基づいてインド洋に派遣されていたそうです。右は68式324mm3連装短魚雷発射管。遠くの潜水艦はアスロック、近くの潜水艦はこの短魚雷発射管から魚雷を発射してやっつけます。 |
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艦内に入るとさすがにはやぶさよりは広いね。かなり広い!食堂もあってテーブルは固定式。ここで、ジュースを購入してちょっと休憩。ネコ娘もジュースが飲めてご満悦です。ときどきご褒美をあげないと飽きちゃうからね。
左は機関室?の計器類。たくさん並んでいますがすべてアナログ。ちょっと古臭いかな?1988年就役だからこんなもんなのかな。 |
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こちらはちょっと偉い人の休憩室?会議室?テレビも設置されているし(アナログブラウン管だけど)、ソファーもあったり、偉い人用ってことは間違いないね。クーラーが効いていて気持ち良かった。そうそう、ここへ来るまでの間はどこも暑かったんだよ。食堂と機関室とここくらいかな、クーラーが効いていたのは。 |
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艦橋にやってきました。この白い椅子は艦長の椅子かな?座って良いですよって言われたんだけど、ネコ娘は嫌がった・・・。この艦橋からの眺めはなかなか良いね。5インチ単装砲越しに海が見渡せる。 |
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舵も触らせてもらえました。ぐるぐる回すことはできないようにロープで縛ってありましたが。子供には十分に楽しめる。その後、艦橋から外に出ると双眼鏡があって、ネコ娘は「抱っこして〜」。すると案内係りのお兄さんが抱っこしてくれました。こりゃ楽だ。ネコ娘の後にクマ兄さんも覗いてみましたが、この双眼鏡はかなり遠くまで見えます。クマ兄さん、視力は2.0を超えているのでかなり遠くまで見えます。しょぼい双眼鏡だと絵が歪んでしまって裸眼で見た方がよく見えたりするんです。ところがこの双眼鏡はかなり遠くの文字が読めちゃいました。クマ兄さんの眼なんかまったくかなわない。本物です! |
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左は12.7mm重機関銃。はやぶさでは架台だけだったけど、しまかぜでは機関銃も設置されていました。自衛官のお兄さんは密着警備していたような・・・。もともと護衛艦には重機関銃のような武器は搭載されていなかったのだとか。しかし、不審船事件が発生したため、護衛艦に再び重機関銃を搭載するようになったんだとか。船対船の戦いだけでなく、テロとの戦いも想定しているってことだね。 |
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この旗は旗流信号(信号旗)という旗で他の船と情報をやり取りするもの。海上自衛隊は西側海軍が使用しているものを運用しているそうです。これにより、西側各国の軍艦は言語が異なっても意思の疎通がスムーズに行えるようになっているそうです。右の旗でなんという意味になっているんだろう・・・。 |
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艦橋周りを見学して、メインフロアに降りるとき。階段が急なので船員さんに抱っこして下ろしてもらいました。慣れるとこんな狭くて急な階段でも子供抱えることができるんだね〜。駆け下りる船員さんも見かけました。 |
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さて、甲板上に出てきました。まずはアスロック。遠くの潜水艦に向けてロケットで魚雷を飛ばします。ある程度飛んで海上に落下したらロケットを切り離して、魚雷は自分で潜水艦を探して追いかけます。今の魚雷はすごいね〜。
よく見るとアスロック発射機の後ろには次のロケットを補充する運搬口がありますね。先日見たしらねには無かったな。ってことはこのしまかぜの方が搭載数は多いってことなんだね。 |
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こっちはこの艦の特徴であるMk.13Mod4スタンダード単装発射機。いわゆる艦対空ミサイルってやつです。レーダーで敵機を見つけると、このミサイルを発射し敵機の近くまでミサイルを誘導。迎撃数秒前にミサイルは自力で敵機を探し最終的には自分で敵機を追いかけてやっつける、というものです。おかげで命中率はかなり高いらしい。ただし、途中まで発射した艦によって誘導する必要があるので、同時に二つくらいの目標にしか対応できないんだって。射程も40kmくらいらしい。
現在ではこのスタンダードミサイルを含めて兵装は陳腐化し始めているけれど、この艦が作られた当時は最高レベルの船だったらしいよ。ミサイル護衛艦って呼ばれたくらいだからね。それに、それだけのものを作ったから今でも現役なのかもしれないね。 右は模擬弾のようです。パネルにいろいろなスイッチがありました。飛ぶこともないかもね。 |
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後甲板へ。ちょっと広めの広場がありました。ヘリコプターが着陸できるようになっています。ちょっと手狭なので整備などができる格納庫は無いようです。これだけ広くてもヘリコプターが着陸するときは5インチ単装砲を横に向けるんだって。 |
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後甲板より。ファランクス20mm機関砲(CIWS)の白いレーダードームが目立つね。このCIWSは射程内に敵機やミサイルが入ってくると、自動で射撃を開始。レーダーで自分が撃った弾道を測定し、目標に対してのズレを計測して修正しながら射撃。これを全自動で行うんだそうです。
でも、実戦での敵ミサイル撃墜記録は無いんだって。さらに、せっかく撃墜したミサイルも、その破片が慣性によって飛んできて、やっぱり艦のレーダーなどを損傷させてしまう可能性もあって、どこまで有効なのかなぁ?なんて疑問もあったりします。活躍しない日が続けばどうでもいい話ですが。 |
伏木万葉ふ頭 |
普段は護衛艦が来ることがない伏木万葉ふ頭。今日はしまかぜとはやぶさという新旧の護衛艦が来てくれてなかなか面白かった。暑かったから、夕方からのネコ娘の夏祭りに響かないように早めに撤収します。じゃあね〜。 |