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二日目 伊賀

2010.10.10


 今日は伊賀に行こうと思います、忍者を見に。かなり以前、甲賀に行ったことはあるのですが、最近は伊賀の方が観光に力を入れていると聞いているので、行ってみようかと。ネコ娘も忍者はわかると思うし。




起床
 朝起きたら、昨日の豪雨は止んでいました。今日はドライブ日和になると良いなぁ。窓から外を見たら船がいました。目の前は太平洋。昨日は雨ばっかり気になって海が目の前なんて気付かなかったな。
 朝食はヘルシーなメニュー。小鉢がいっぱい並んでぜいたくな気分になりますな。
 太いヒジキが美味しかった。やっぱり、良いものは見た目も立派なのかな?ネコ娘も全部食べきれなくて、クマ兄さんがかなりお手伝いしました。ご飯も山盛りで三杯ほど食べ、お櫃の中は空っぽ。昼食は入らないかも。



 8時過ぎ、お金を払って出発!お腹がいっぱいで運転も苦しいけど・・・伊賀までは結構遠いので、がんばるぞ。




英虞湾
 国道260号線を走って英虞湾をぐるっと回るように走ります。すると、志摩パールブリッジとか志摩丸山橋とか橋がたくさん。長田橋(右)に差し掛かると展望台があったので寄ってみました。英虞湾の入り江を利用した漁村が広がってました(左)。
 さらにしばらく進むと砂浜があったのでパチリ。天気も良くなってきたので今日のドライブは楽しそうだ。



 この後、志摩市内と抜け、伊勢道路(県道32号線)で伊勢神宮方面へ。このあたりで赤福餅をお土産に買おうと思ったんだけど、伊勢神宮参りの車で混雑していたので通過。仕方がないので、伊勢道にのっちゃいました。

 伊勢道をしばらく走って、嬉野PAへ。ここでトイレ休憩したら赤福餅を売っていたので自宅用のお土産に購入しました。

 久居ICで伊勢道を降り、榊原温泉にちょっと寄り道しつつ、国道165号線を西進。
 国道165号線で青山高原を抜けるとき、うちの車の前をモンキー集団が走ってました。結構スピード出るんだね。でも、モンキーって50ccじゃなかったっけ?捕まらないのかな?



 青山高原を抜けて、名張経由で伊賀へ。

 上野公園を目指して進むと、駐車場は満車。伊賀市役所の駐車場が臨時の観光駐車場になっているようで、そちらへ誘導されました。伊賀市役所の駐車場で500円を払って車を停め、歩いて上野公園へ。ここには伊賀流忍者博物館と上野城があるんです。




伊賀忍者特殊軍団 阿修羅
 本日の目玉、伊賀流忍者博物館、の前に、忍術ショーを見学。一回/一時間くらいで開催しているショーです。阿修羅っていう忍者軍団が公演してました。会場は満員御礼。
 左は日本刀の実演。藁を竹?にくくりつけて縛り、一晩水につけておくと・・・だったかな?人の首と同じ固さになるんだって。それを切ったのが左。きれいに切れるようになるにはかなりの訓練が必要なんだって。右はくの一。忍者刀の使い方の実演。つばの部分が四角になっていて、壁などを登るのに利用できるようになっていたそうです。
 忍者刀はこんな使い方も。暗闇で見えないとき、刀の先に鞘をつけて探ったそうです。鞘が落ちても無くさないように紐も付いてます。
 右は手裏剣が刺さった板。手裏剣は重さが数百gもあり、通常は1枚か2枚しか持ってなかったんだって。だから、テレビで見るようにシュシュシュって飛ばすことはなかったそうです。敵から逃げるときの時間稼ぎのために、絶体絶命の時に投げるものなんだって。でも、重いうえに空気の抵抗なしに飛んで行くから、板に刺さるときの音はドスン!って感じ。当たり所が悪ければ一発で死んじゃうよ。
 このお姉さん(くの一)、壁に飛び乗ったかと思ったら、今度は吹き矢。一発で風船を割ってくれました。
 伊賀は昔から組み紐が特産品だったそうで、伊賀の忍者も組み紐を使った格闘術を持っていたそうです。紐の先を固く縛り振り回すとかなり危ない。これを武器にしたそうです。

 右上は敵の忍者に組み紐を当てた所。
 敵忍者は組み紐が絡まっているのを嫌がって刀で突き(左)。その刀に組み紐を巻きつけて、刀を奪い取り制圧(右)。こんなにうまくいくのかは分かりませんが、組み紐を振り回すと武器になりそうなことは分かりました。

 他に、忍者刀の説明もありました。日本刀のように反りがなく、直刀だったそうです。武士は鎧を着ていると刀で切れないが、隙間があるので刺すことはできる。ということで、切るのではなく刺すために忍者刀は直刀になっていたんだって。



 などなどのショーはなかなか面白かった。外国人も見に来ていたみたいだし、これはおススメのショーだね。



 忍術ショーを見終わったら伊賀流忍者屋敷の見学へ。




伊賀流忍者屋敷と忍者伝承館
 まずは忍者屋敷へ。ここは、伊賀の忍者の家を移築した屋敷。屋根には鳥除けのアワビの殻が付けてありました。
 どんでん返し。ふすまに見せかけて、ぐるりと回るどんでん返し。地下に逃げる道があったとか。
 こちらは棚に見せた階段。屋根裏に逃げることができます。階段をあげてしまえば、棚に見える?
 隠し部屋。中に入ってふすまを閉めると小部屋の中は真っ暗。梁の部分に切れ目が入っていて、小部屋に隠れて外が監視できます。逃げ道と下の隠し床を監視したそうです。
 床の板一枚が跳ね上がるようになっていて、ここに武器とか財産を隠したんだって。板の一番端、障子側を押すと板が跳ね上がるようになっていて、障子を閉めておくと、端の方は誰も歩かないので気付かれなかったとか。よく考えたもんだ。
 忍者屋敷の見学を終えると、地下道を通って忍者伝承館へ。ちょっとした逃げ道。

 左は五寸釘。城壁を登るのに使えたそうです。しかも、投げれば手裏剣にもなったとか。右は水蜘蛛。実はこれで水の上に浮くことはできません。空堀は夜走る、水堀は泳げばいいけど、沼堀は歩けないし泳げないしで最強なお堀だったそうです。これを渡るために使ったのが水蜘蛛なんだって。
 左が忍び刀(忍者刀)。まっすぐで刺すように使います。鞘の先も固くなっていていろいろな活用法があったとか。鞘全体も艶消ししてあって、月光などで光ったりしないようにしてあったんだって。右は鎖鎌。振り回して威嚇するのが目的かな。
 薬の調合。病気とか怪我の薬じゃなくて、狼煙に入れて煙がいっぱい出る薬の調合だったと思う。右はかたやき。お土産に買ったけどとっても硬かった。歯で割ろうと思ったら、歯が折れそうでした。小さい木槌が付いていて、それで叩くと比較的割れやすかった。味はかなり美味しい。日持ちもするんだって。



 こんな感じで伊賀流忍者博物館(忍者屋敷と伝承館)は終了。なかなか面白かった。にんにん!




上野城
 忍者博物館見学後、ちょっと上野城までお散歩。石垣がきれいな城跡でした。上の写真の場所じゃないけど、高さ30mもある高い石垣が有名なんだって。
 1585年に築城した上野城。1600年の関ヶ原の戦いなんかにも微妙に関係したりしつつ、1612年に改修。と思ったら嵐で天守閣が倒壊しちゃったんだって。その後は再建されなかったとか。微妙なお城だ。
 伊賀市役所のマンホールはまだ上野市になっていました。それよりマンホールの柄が忍者に。かわいい。



 以上で本日のメインスポット、伊賀市の忍者博物館は完了。ちょっと寄り道して信楽でタヌキの焼き物でも見てから帰ろうと思います。




信楽焼
 久しぶりに信楽にやってきました。なぜかここはタヌキの焼き物が有名です。偶然にも信楽陶器まつりというのが開催されていました。道路は大渋滞。
 適当に駐車場の大きいお店に入ってプラプラ歩いてみました。でっかいタヌキ(左)や中くらいのタヌキ(右)がたくさん並んでました。金額までは覚えてないなぁ。買う人いるのかな?
 こっちのお店では金色のタヌキやだるまが並んでました。3000円〜5000円くらいするようです。
 あっちに行ってもこっちに行ってもタヌキ。これだけタヌキを見たらお腹いっぱいです。

 信楽でタヌキの焼き物が有名になったのは、1951年に昭和天皇が信楽町を訪れた際、たくさんのタヌキ達に歓迎されたことに喜んで歌を詠んだことがきっかけだそうです。60年くらいの歴史があるんだね。



 信楽のタヌキを満喫して、あとはちょこちょこと寄り道しながら大津市へ行くつもり。栗東のトレーニングセンター(競走馬)の横を通ったりしながら大津市方面へ。




立命館大学
 県道2号線を西に向かって走っていると立派な建物が見えてきたのでパチリ。立命館大学のびわこ・くさつキャンパスだそうです。立派な建物だなぁ・・・。クマ兄さんの母校とは全然違う。




建部大社
 最後は建部大社。特に理由はないけど来てみました。

 拝殿の目の前にある御神木が立派でした。
 拝殿(左)でお参りしてお賽銭を上げた後、本殿(右)でもお賽銭。自宅でお手伝いして貯めたお小遣いを初めて使ったのでした。御利益倍増?
 鳥居が並んでいるのを眺めつつ、池をのぞくと鯉がたくさんいました。そしたら、神主さんがやってきて餌をあげ始めました。と思ったら、ネコ娘にも餌をくれたんです。「食べちゃだめだよ〜」って言いながら。ネコ娘も一緒に餌をあげました(右)。



 以上で今回の旅は終了。

 この後、草津市内の餃子の王将で夕飯をとり、のんびり8号線⇒21号線とドライブして岐阜各務原ICから東海北陸道に乗りました。そのまま北上して帰宅。

 家に着いたのは1:40。今回の旅行の走行距離は1027kmでした。




一日目
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