久しぶりにペンギン姉さんの実家、秋田に遊びに行こうと思います。ネコ娘が今月で保育園を卒園、来月から小学生なので、記念に秋田に里帰りってとこ。でも、真っすぐ行くのはもったいないので、山形県経由で行ってきました。
17日金曜日のクマ兄さんは通常勤務。夕方までいつも通り仕事をして、いつもより早めに18時ごろ帰社。18時半頃に帰宅したけど、ネコ娘とペンギン姉さんはスイミング。帰ってくる前に荷物を車に積んでおこう。 19時くらいにネコ娘とペンギン姉さんが帰ってきたのでシャワーを浴びて、洗濯をして、19時半ごろ出発。いつも通り近所のコンビニに寄ってお弁当を購入。駐車場で夕飯にします。そして20時半、やっと本格的に出発。 近所の北陸道小杉ICから高速に乗り北上。長岡JCTで新潟方面へ。そのまま北上して新潟中央JCTから日本海東北道へ。さらに北上・・・ってところで眠くて眠くて耐えられなかったので、豊栄SAで休憩。ちょうど0時ごろ。10分くらい体を動かして眠気を取り荒川胎内ICまで北上。ここで日本海東北道を降りて、国道113号線で内陸へ。米沢近くまで行きたかったんだけど眠気に勝てず、道の駅「白い森おぐに」で車中泊としました。 1:00ごろ、車を車中泊バージョンにセッティングしようと思って外に出たら、駐車場一面がツルツルに凍ってました。そういえば、路面の温度は-1℃ってなってたなぁ。春夏用の寝袋しか用意してなかったので、フリース着て寝よ。お休み・・・。 6時半、衝撃の言葉で飛び起きる。ちょっとしたアクシデント。あっという間に目が覚めた。いろいろ後片付けをして7時ごろ出発。 近くのコンビニでおにぎりをやパンなどを買って朝食。 では、米沢市内に行ってみよう。まずは上杉神社だな。 |
上杉神社 |
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8:30、上杉神社に到着。まずはトイレに行ってすっきりしてから神社にお参りに行ってきます。
左は駐車場脇にあった自販機。直江兼続の案内ビデオが流れています。解説文もあり。でも、ジュースは買わずに先に進みます。 次に現れたのは上杉鷹山像。この人は米沢藩の第9代藩主で崩壊寸前の藩を復興させた江戸時代随一の名君だそうです。 |
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上杉神社がある場所は米沢城だったところらしい。明治4年に建てられた新しい神社のようです。お堀には氷が張っていて、その下にはたくさんの鯉が泳いでいました。人が来るだけで集まってくるから、普段から餌をあげている人がいるんだね。 |
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左のとんがり帽子は上杉謙信。戦国時代の軍神とも言われる武将ですな。武田信玄と戦いは有名ですねぇ。生涯不犯を通したため、子供は全員養子だったんだって。
右の二人は誰だったかな?忘れちゃった。 |
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再び、上杉鷹山像。 |
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では、鳥居をくぐって境内に入ってみましょう。参道の両脇にはまだまだ雪が残っています。 |
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さらに二つ目の鳥居をくぐる。この先には拝殿があります。二つ目の鳥居の脇にも雪がたくさん残っているんだけど、雪の形が狛犬みたいになってる。これは、灯篭か何かが雪の下にあるのかな?それとも、わざわざ雪をこの形にしているのかな? |
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拝殿は修理中?のようでしたがお参りできました。お賽銭をネコ娘に投げてもらって、いつも通りのお願いをします。じゃ、車に戻ろう。 |
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建物内では神主さん?がお仕事中でした。太鼓をたたきながら呪文を唱えていました。朝のお仕事かな? |
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これで上杉謙信みたいに強い子になれるかな?女の子だからあんまり強くなっても困るけど。弱いよりは良いかな、と思う。体は丈夫が一番。 |
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朝の参拝を終えて米沢を出発します。米沢から蔵王にちょっと寄り道して、山形市内へ。さらに山寺近辺に寄り道して山形空港へ。でも、天気がイマイチだったのでどこでも降車せずひたすら北上します。秋田がドンドンちかずいてくる。
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13:05、国道13号線を北上中。尾花沢新庄道路を走行中だと思います。道路の両脇には高い雪の壁。どんだけ高いんだ?今年が特別高いのか?それとも例年こんなもん?いずれにしても新庄辺りは豪雪地帯なんですね。
この後、新庄→雄勝→湯沢横手道路→横手JCT→秋田道→秋田南ICと走って秋田市内へ。東北道が無料だったのでお得な気分。3月末で終わっちゃうみたいだけど。 ということで、ペンギン姉さんの実家に16時ごろ到着。クマ兄さんは夕飯まで軽く昼寝。夕飯はペンギン祖父祖母、ペンギン兄夫婦と一緒にプチパーティー。食べすぎました。 |
鉄 |
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翌18日。ペンギン姉さんの実家から徒歩10分のところに奥羽本線が走っています。ちょっとお散歩がてら写真撮りに行ってみました。
上は701系電車。普通列車に使われています。この秋田⇔大曲間は秋田新幹線と奥羽本線が並走している部分。よって、秋田新幹線の標準軌と奥羽本線の狭軌というレール幅の異なる線路が並んでいる場所なんです。 |
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あ、来た来た秋田新幹線のこまち。E3系の六両編成です。クマ兄さんはこの車両には一回だけ乗ったことがあります。1998年に東京→盛岡で乗った、という記憶があります。新幹線にしては狭いなー、なんて感じた思い出がありますね。 |
十六羅漢岩 |
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最終日の3月19日。この日は秋田のペンギン姉さんの実家を出発し富山まで一気に帰る日。
8:30頃、秋田を出発。市内のガソリンスタンドで給油し、秋田南ICから秋田道へ。川辺JCTから日本海東北道に移って南下。この道、ドンドン延伸されていて今回は仁賀保まで一気に走ることができました。はえー。仁賀保からは国道7号線。平日なんだけど車が少なくて快調に走れました。時間と気持ちに余裕ができたので、前から寄ってみたかった十六羅漢岩(山形県遊佐町)に寄ってみました。 |
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十六羅漢岩は国道7号線からはずれ、国道345号線沿いにあります。海沿い。学生の時はこっちが国道345号線だったような気もするけど・・・記憶違いか?14年くらい前のことだからよく覚えてないな。
国道345号線を走るとサンセット十六羅漢岩っていうお土産屋さんのある駐車場の看板がありました。駐車場は無料だったので気にせず駐車。お土産屋さんも改装中であまり気にしなくてOKでした。 10:30、ネコ娘が車内で爆睡だったので、ペンギン姉さんにお留守番してもらってクマ兄さんだけお散歩。風が強くて吹き飛びそうな天気だったので、一人でよかったかも。 駐車場から階段を下りていくと岩場に到着。ここの岩に仏像が彫られています。 |
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この十六羅漢、十六っていうわりには22体あるそうです。解説の看板を帰りに見つけたので、数を数えるのを忘れちゃったよ。たぶん半分くらいしか見てない。
この仏像たちは元治元年(1864年)から明治初年(1868年)の間に彫刻されたそうです。150年くらい前のものってことです。 |
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天気はそこそこだけど、風が強かった。波しぶきがかかって顔がしょっぱくなりました。 |
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風が強くて吹き飛ばされそうだし、そろそろ車に戻ろう。約10分間のお散歩でした。風が強いので雲の流れも速く、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気。寒い寒い。
10:45、十六羅漢岩を出発。国道7号線を南下し、酒田市に入ったところにある酒田みなとICから山形道に乗る。高速無料は偉大だ。山形道で酒田市街地をワープし、庄内空港ICで降りる。国道112号線を走り湯野浜温泉を通過して加茂へ。今日のメインスポットは加茂水族館。クラゲでマッタリする予定。 |
加茂水族館 |
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11:45、加茂水族館に到着。朝食をモリモリ食べたので、お腹は全然空いてない。なので、水族館に入っちゃおう。
この水族館はクマ兄さんとペンギン姉さんは二回目。ネコ娘は初めてかな。前回来たのはやっぱり14年くらい前の学生の時。その時は驚愕のラッコのショーと増えすぎたクラゲ差し上げますっていう案内があって、大丈夫か?と思ったものでした。その後、クラゲで復活したみたいですね。そんな情報を得ていたので、いつか来てみようと思ってたのでした。楽しみ楽しみ。 |
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入口の目の前にあるのがこの水族館で一番大きい水槽。と言ってもかなり小ぶりだけど。庄内浜で見られる魚を展示しているそうです。左はいろんな水族館で見るけど、なんて魚かいままで分からなかったヒゲソリダイ。イサキの仲間だそうです。他の水族館だと巨大な水槽にほかの魚と一緒に入れられてて、なかなか分からなかったんだよね。覚えておこ。食べるとかなり美味しいらしい。
右はアオリイカ。水槽の中を泳ぐ姿は宇宙船。イカは飼育が難しいはずなんだけど、ここのアオリイカはどれくらい飼育しているのかな? |
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こっちの水槽にはミズダコがました。ミズダコ自体は全然珍しくないんだけど、ここのミズダコは水槽内を右へ左へ移動しまくり。こんなに活発なタコは初めて見ました。カニの甲羅や貝の殻を砕くほど口は強力なんだって。大人になるとサメまで食べちゃうほど凶暴で、大人のタコに天敵なし、ってくらい強いらしい。 |
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左はイワシの子供の水槽。大量のイワシが泳いでいます。ネコ娘の後がカオスだ・・・。 右はナマズ。加茂水族館の三階は淡水魚の展示コーナーになってます。昨日、こまちを撮影しに行った時、田んぼの用水路にたくさんのナマズの死骸を見たんだよね。雪で用水路が凍っちゃって酸欠で死んだんじゃないか、ってペンギン祖父さんが言ってた。 今回の旅行はナマズに縁があるなぁ。 |
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もうひとつ、淡水魚。こちらはヤマメ。クマ兄さんは知らなかったけどヤマメとサクラマスは兄弟なんだね。川で産まれた後、そのまま川に残るものをヤマメ。海に下り、再び遡上してくるものをサクラマスっていうらしいです。 |
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さて、ここからは加茂水族館の真骨頂、クラゲのコーナーです。加茂水族館の約半分の展示コーナーを占めているんじゃないかな。上のクラゲはゴールデンマスティギアス。天敵のいない海水湖で進化したクラゲで、針が無くなり刺されません。一緒に泳ぐことができるクラゲだそうです。 |
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ドフラインクラゲ。庄内地方では3月〜5月に波の静かなところに出現するクラゲ。このクラゲが出現すると春なんだって。 |
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これはラビアータ。アメリカ北部やヨーロッパ西海岸に生息するミズクラゲの仲間。大きいです。 |
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クラゲと一緒にパチリ!とできるコーナーがありました。展示してあるのはサカサクラゲっぽい。なんで、それぞれに色が付いているんだろう・・・。 |
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パシフィックシーネットル。ときどき大量発生し、刺されるとかなり痛いらしい。毒の強さも「強」だって。 |
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この加茂水族館ではクラゲの増殖も行われています。こうやって繁殖させているんだから、何年も前のように「クラゲ差し上げます」ってなっても仕方がないね。右の水槽は左から右へ生れた順に並んでいます。 |
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左は水槽展示されているクラゲのポリプ。このポリプからクラゲの赤ちゃんであるストロビラが旅立ってきます。
小さなカビのように見えるのがストロビラ。カビのようだ。 このコーナーでは、水族館の職員が解説をしてくれて、今日生まれたばかりのクラゲの赤ちゃんを顕微鏡で見せてくれたり、ビデオでストロビラがポリプから巣立つところを見せてくれたり・・・となかなか面白かった。親のほうが夢中になるコーナーでした。高校の生物でこの辺り学んだなー。 |
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庄内には3〜6月に出現するオワンクラゲ。発酵するクラゲとして知られていて紫外線をあてるとん緑色に発光するそうです。2008年に下村教授がノーベル賞を受賞するきっかけとなったクラゲです。 |
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大量のミズクラゲの水槽。このクラゲには刺されても痒くなる程度なんだって。大きな水槽でグルグルの回っていました。 |
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光るクラゲ第一段。体表に8列の櫛板列があり、これが光を反射して綺麗に光るんだそうです。櫛板列は体の上のほうからドミノ倒しのように規則正しく動き、泳ぐための推進力を得ることができるそうです。カブトクラゲっていうらしい。 |
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光るクラゲ第二弾。ウリクラゲ。これも櫛板列があってキラキラひかります。こいつのすごいところは食事。自分の倍くらいあるカブトクラゲを大きな口をあけて一気に丸飲みにするそうです。 |
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良い感じで色が付いているアカクラゲ。毒は強い。戦国時代、真田軍はこのアカクラゲを乾燥させた粉末を眼つぶしに使ったのでサナダクラゲとも呼ばれているそうです。また、このクラゲが海岸に打ち上げられ乾燥すると、くしゃみを誘うのでハクションクラゲとも呼ばれるとか。
このクラゲ、ミズクラゲなどほかのクラゲをよく食べるそうです。 |
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キタミズクラゲ。庄内ではとっても珍しいクラゲだそうです。北のほうに生息するクラゲ。日本海側だと能登半島より北のほうに生息。時々、大量発生するらしい。 |
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エチゼンクラゲは展示していなかった。パネルとネコ娘を比較すると、エチゼンクラゲのほうがまだまだ大きいな。
右はカメ。突然カメが飼育されています。しばらくカメを見ていて気付きました!前回訪れた14年ほど前、この水槽にはラッコが飼育されていたはず。その時の記憶は・・・加茂水族館内に客はクマ兄さんとペンギン姉さんだけ。放送でラッコのショーが始まるよ!と案内があり、この水槽に到着。すると、飼育係のおばちゃんが貝やイカを持って登場。ラッコに餌付け、終了。みたいなショー?でした。ラッコは一匹だけだったかな。 そんな昔の記憶を思い出しつつ、加茂水族館の見学は終了。外に出て、自販機でお茶を買っていたら防波堤にラッコの絵が書いてあるのを見つけました。やっぱり昔はラッコ居たんだ。 車に戻って、ペンギン祖母さんの作ってくれたおにぎりを食べる。大きなおにぎりをみんな二つずつ。そして出発。 国道7号線を南下して新潟県へ。朝日まで来たら日沿道という自動車専用道路のICができていました。この朝日まほろばICから日沿道に乗って快適に南下。途中、軽トラにイライラしつつも南下をつづけると荒川胎内ICから日本海東北道にそのまま乗り継ぎさらに南下。そのまま走り続け、新潟中央JCTから北陸道になり、長岡JCTで関越道と別れひたすら富山方面へ。途中、米山SAでトイレ休憩。ここまでの三時間、ネコ娘は寝っぱなし。 米山SAを出発した後も順調に走り続け、18時ごろに最寄りの小杉ICで北陸道を降りる。秋田からここまで550km、無給油で走ってこれました。初めてかな。燃費は12km/hを超えたよ。最近燃費良いなぁ。 ということで、あっという間の秋田帰省、二泊三日の旅でした。走行距離は1275kmでした。 |